㈱イトー急行 共同配送、貸切輸送、物流センター運営、倉庫保管 まで、高品質な 物流サービスを提供致します。

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イトー急行入社~32年! 取締役部長に一番の思い出を語ってもらいました!

32年間のイトー急行でのお仕事の中で、一番印象に残っている事業を教えてください!

2000年から2008年の8年間、静岡(菊川市)へ赴任していました。
静岡へ転勤の辞令が出て右も左も分からず地域の風習も違う中で赴任当初は戸惑いの毎日でしたが、 一人の方との出会いをきっかけに、次々と仕事を通じ社内外の大切な方々との出会いを頂き、また当時のお客様ニーズの追い風も受け、営業所の柱と成りうるべく【倉庫・加工・配送】が三位一体となった事業 を起ち上げることができました。
今となっては静岡営業所の大切な事業メニューの一つとして貢献している仕事に関われた事に感謝して います。

今現在、物流業界で常識的な三位一体型ビジネスモデルも当時から実践されていたんですね!

機会ある毎に近隣工場・得意先様への営業展開(倉庫保管・入出庫業務・物流加工・再配拠点機 能)を提案していました。そんな中、営業所が台風と豪雨で大変な被害を受け、その修復を請け負っ て頂いた営業マンの方とのやりとりが大きなきっかけでした。
"工事完了後も、その方から「倉庫新設計画などはありませんか?」と何度か営業訪問頂いていました。 " 得意の何でも言ってみよの思いで、倉庫に入れる荷物・お客様をセットで紹介して頂き、「返済プランが 成り立つビジネスプランとして提案して頂けたら考える」と誠に調子の良い他力頼みの話しをした所、 数日経ったある日、その方から求めたお客様・荷物をセットにしたプランを頂きました。
結局の所、頂いたお話はスムーズに進めることはできなかったものの、すでに倉庫の建設は始まって おり、建設後の半年~一年位までの新設倉庫保管業務確保で、取引様での外部倉庫保管荷物の当社 新設倉庫への取り込み、既存又新規荷主様の物流加工や納入先との立地・距離間を生かした瞬時納入 など、ただ単に保管・入出庫業務だけでなく幅広い提案営業を根気強く展開して行きました。
結果は大成功。
とにかく倉庫をいっぱいにしなければ!という思いから、多くの大切なお客様に出会い、倉庫は完成と同時に150坪がいっぱいとなり、逆に足らない程になってしまいました。
そんな中、また同じ工事施工業者の方から倉庫物件のお話を頂きました。 
将来を見据えての投資的要素も踏まえた物件であったが、大手取引様の工場隣地に立地し、前向きに検討を 始めると、それと同時に、以前より何度も訪問させて頂いていた大手製造メーカー様より思ってもみないご連絡 を頂きました。 
物流を考える 製造工場である工場構内に資材や一時仮置きが山積みとなって大切な構内敷地を占領しており、これらを無くす 仕組み(外部委託も含め)をつくり、製造ラインを増やすよう社長様よりの指示があり、社内(製造~物流)改善プロ ジェクトを起ち上がったというお話で、以前の私が提案した話を思い出してのご相談でした。
一時保管のセンター方式での保管・入出庫、資材納入業者樣と契約して海外調達品のコンテナデバン~検品、 部品納入メーカー様が個別納入していたものを効率的に纏め、ミルクランでセンター納入しそれをラインへ収める システムが取り上げられる事になり、当社を採用頂きました。
ここで、念願の【倉庫・加工・配送】が三位一体となった事業を起ち上げることができました。




仕事を通じての人との出会い、とても素敵なお話でした。 ありがとうございます。最後に一言お願い致します。

人との出会い、時の大切さ(タイミング)、それを理解し応援してくれた前社長をはじめとする社内の仲間、 一つ一つが大切な静岡時代の思い出であり、小さな足跡では有りますが確かに自分が関わった思い出に残る 仕事になりました。 今後とも、ひとつひとつの出会いを大切にし、お客様のニーズを先取りした提案を続け、物流に関するお 悩みの解決にお役に立って行きたいと思っております。





2002年に始まった共同配送!
当時のプロジェクトメンバーに語ってもらいました!

共同配送事業への取り組みのきっかけは何だったのでしょうか?

共同配送地域に根付いた運送会社を目指して営業を行なっておりました。瀬戸市といえば、『せともの』の愛称で全国的に「陶磁器の街」として親しまれ、街の発展も陶磁器産業の発展とともに歩んできており、とても活気のある町でした。 しかし、景気の悪化とともに地場産業の衰退が顕著になり、街の姿自体も一転することとなって
しまいました。
当社では、路線会社の集荷拠点としての業務は、それまでは深夜12時まで及んでおりましたが、荷量減少に伴い、21時には終ってしまうこととなり、それと同時に、関東・関西地区に関しては、顧客のニーズに対応するため、自社及び協力会社の配達店までの直納をする「幹線便」を一日8車運行していましたが、こちらも関東・関西各1車ずつの運行にまで荷量が減少してしまっておりました。同じ時期、当社の主要荷主様も大幅な生産量の減少に伴い、生産工場の商品類と在庫管理機能の一元化、配送拠点の集約、運送会社の特定化をテーマに大規模な物流変革を望まれ当社にも提案して欲
しいとのことで要望が来ました。

提案以前は、特定配送先へのルート配送を当社が受け持ち、二次店・現場納品に関しては、路線会 社による配送を行なっていました。

当社の提案としては、関東から関西までを自社及び協力会社の配達店にて配送することを提案し、 その配達店までの幹線便としての運行を当社車輛にて行なうことにしました。これは、路線対応型輸 送の応用で、既存のネットワークの仕組みを利用したものであったが、配送ネットワークに関しては 全く新たに構築する必要がありました。  
これが当社として『共同配送』を行なう大きなきっかけとなりました。



開始当初、ご苦労は有ったと思いますが、どのようなことでしょうか?

私たちは、3つの問題で悩みました。
1.配送拠点をどこにするのか。

瀬戸市内に600坪の瀬戸本社の路線型プラットホーム、200坪の倉庫、そして300坪の配送拠点がありました。 それぞれ一長一短がありますが、一番荷捌きスペースをとることができ、当時高速道路のインターチェンジから最 も近く交通の便の良さから瀬戸本社のプラットホームを使用することにしました。

2.時間の制約に関する問題。
路線貨物のプラットホームとして使用しているため、21時から翌朝6時までしか使用できませんでした。 共同配送の幹線便の到着は、19~20時頃の到着し、本社にて集配した荷物を積み合わせをして配達店に送り 届ければ翌日配送に間に合わないという課題がありましたし、翌朝の積込時間と荷捌き場所の確保が必要と なりました。
こちらは、路線貨物の集配・配送及び到着貨物配送の効率化を図り、20時から翌朝7時まで使用可能にしました。

3.施設運用に関する問題。
路線型プラットホームの接岸バースが大型車向けに設計されているため、小型車の接岸が難し かったことです。多少不便ではありましたが、ホーム上での荷物の積載を行ったり、車輌の構造変更や代 替(中古車輌の購入)で対応しました。

このような結果、提案後4ヶ月にて順調に起ち上がることができましたが、本質の問題点となってい る生産量及び荷量減少に伴う積載効率の悪さは改善ができていませんでした。


共同配送事業をひとつの事業として確立していくために、どのような取り組みをなされたのでしょうか?

共同配送まずは、主要荷主様のお荷物を中心にいろいろな商材との混載を行い、積載効率の向上に努めまし た。ただ、その結論として「距離があればあるほど配達件数は減り、積載効率の向上には繋がらない」 ということでした。
そんな折、大阪にある大手照明機器メーカー様より愛知県内の配送に関する依頼が舞い込み、早速 データを解析したところ既存の配達先と67%は配送先が同じということで、内容を伝え、配送に関 する調査を行い、取り組む事となりました。
照明機器の配送は、荷札なしで配送されることが基本で、当社では路線便貨物の配送が主流であっ たため、荷札のない商品の仕分け対応が大きな壁となりました。開始当初は、配送データをもとにコース 別にリストを作成し、管理者も含め仕分け作業を行っておりました。
ここで当社として初めてハンディターミナルの導入を検討しました。というのも、今回お引き受け させて頂いた照明機器メーカー様には正確な配送先別・品物別のデータが存在し、それにバーコード データも正しく記載されていたからです。ハンディーターミナルの導入に伴い、誤仕分けによる検 品時間の短縮、仕分けの正確さが図られ、品質の向上に繋がりました。
この後、数社の電器メーカー様が、当社の共同配送に興味を持って頂き、当社で配送させて頂くこととなりました。  また、各会社より頂く配送データを当社のホストコンピュータに一旦取り込む事によって、情報が一元化され配車状 況が容易に確認出来るようになり、積載効率の向上が図れ、同時に請求処理までも一元管理する事が出来るよう になりました。


最後に、お客様に向けてのメッセージを頂けますでしょうか?

共同配送を起ち上げてから約10年が経ち、時代やお客様のニーズの変化に伴い、当社としても配送拠点の追加や 見直しによる輸送品質の向上、商品仕分、取扱いに於いての品質の向上、お客様より頂く配送データの有効活用に 力を注ぎ、より良いサービスを提供出来るように成長致しました。
路線貨物出荷に比べ、出荷作業の削減され(荷札貼り付けの必要がない)、商品の特性に合わせた配送を行うため、 高い品質でお届け致します。また、複数の出荷主様のお荷物を同時に配送先へお届けすることによる配送先様の納品 検品時間の短縮、作業重複の削減等、業務効率に貢献致します。

ご興味をお持ちになられましたら、一度問い合わせください。